2026年7月19日(日)夏の青空が広がる沼津市内浦漁港にて、ネッツトヨタ静岡主催による「真鯛稚魚放流親子体験イベント」と、内浦漁業協同組合への協力金贈呈式が開催されました。

この活動は、地域の漁業資源を未来に残していくために2021年から継続しているもので、今年で6年目を迎えました。本年も内浦漁業協同組合へ30万円の寄付を行い、地域の漁業資源を守る取り組みとして、大変意義のある一日となりました。

また当日は、夏休みの特別な体験として「真鯛稚魚放流親子体験イベント」を企画し開催しました。総勢24名が参加し、海と命の大切さを肌で感じる一日を過ごしました。

まず初めに、内浦漁業協同組合の会議室で「栽培漁業とは何か?」をテーマにした座学から始まりました。講師からは、なぜ魚を育てて放流するのか、栽培漁業がどのように海の環境と漁業を支えているのかという話があり、スライドと実例を交えながら、子どもにもわかりやすく丁寧に説明されました。

参加者は真剣な眼差しでスクリーンを見つめ、配布された資料に書き込みをしながら、一つひとつの言葉に耳を傾けていました。中には手を挙げて質問を投げかける場面もあり、子供たちの疑問を1つ1つ解いていきます。

学びの時間を経て、ライフジャケットを身につけた参加者は港に停泊する漁船に乗り込み、生け簀のある海上へ向かいました。
普段なかなか体験できない船での移動に、参加された皆さまからは期待の声があがっていました。

10分ほどの移動で、稚魚を育てている生け簀に到着しました。放流できるサイズに育っております。放流できるサイズは約6センチです。漁業関係者の方々のご努力の賜物です。

稚魚をすくったバケツを手に取り、船の中の水槽に移していきます。子供たちが一生懸命稚魚を移動させている様子を船の上からお父さんお母さんが見守ります。

子供たちもみんな順番に並んで、協力して行いました。
いけすの稚魚を、全て移動させたので港に戻ります。海の上は日陰はないけれど、風を全身で浴びることができるので気持ちがいいです。夏を全身で感じます。

漁港へ戻ってきました。

港へ戻って船からあがり、親子で真鯛稚魚の個体の観察と記録を行いました。参加者の皆さまはバケツに入った真鯛の稚魚を受け取り、一匹一匹の成長を願いながら海へ放しました。稚魚はまだ小さいのでなかなか掴めません。

海へ放たれた稚魚は元気よく泳ぎ出し、その様子を見守る参加者の皆さまからは歓声が上がりました。「大きく育ってね」「またこの海に戻ってきてね」と声を掛ける姿も見られ、自然や海の恵みへの関心を深める貴重な機会となりました。


放流を終えたあとはお待ちかねの、海産物を使用した「海鮮バーベキュー」を楽しみました。

炭火の上ではサザエ・エビ・ホタテ等が焼かれ、会場には香ばしい香りが広がり、参加者の皆さまは焼きたての食材を囲みながら和やかな時間を過ごしました。放流体験の感想を語り合ったり、海や魚について学んだことを共有したりと、会話も自然と弾みます。

続いて行われた「アジの捌き体験」では、講師の説明を受けながら、実際に包丁を使ってアジを三枚におろすことに挑戦しました。初めて魚を捌くという参加者も多く、最初は緊張した様子でしたが、講師のアドバイスを受けながら真剣な表情で取り組んでいました。

魚の体のつくりや命をいただくことの大切さについて学ぶ貴重な機会となり、「思ったより難しかった」「魚をもっと大切に食べたい」といった声も聞かれました。アジを捌く前の釣り体験が大人気でした。

海や魚について学び、実際に触れ、そして味わうことで、海の恵みや自然への感謝をより身近に感じることのできる一日となりました。
捌いたアジはその場で焼いて美味しくいただきました。自分で捌いたアジはお家で食べるより、特別なおいしさです。


食事のあとは「お魚クイズ大会」が行われました。クイズの内容は、午前中の講義で学んだことや、魚に関係したことをもとに出題され、子どもたちは元気に手を挙げて次々と答えていました。

「マダイの稚魚はどのくらいの大きさになったら放流する?」という質問に「A!」「B!」と元気な声が響き渡り、正解が発表されるたびに歓声と拍手が起こるなど、まるで教室とは違う“楽しく学べる時間”が広がっていました。

今回の企画を通して改めて感じたのは、沼津の海や自然の美しさでした。漁港のすぐそばでも水底が見えるほど透き通った海、遠くにそびえる富士山、そして海の中に見える魚の姿――。
写真に収められたその透明な海の輝きは、静岡が誇る自然の豊かさそのものでした。

内浦漁業協同組合をはじめとする皆さまの多大なるご協力によって実現しました。関係者の皆さまのおかげで、心温まる素晴らしい夏のひと時を過ごすことができました。ありがとうございました!

参加された方からは、「食育等子供と会話しながら一緒に勉強できて良かった」「親子で一緒に学び、ふれあい、楽しめる本当に貴重な時間でした」「放流や魚捌きなど普段なかなか出来ないことも出来てとても喜んでいました」などの声が寄せられました。

この度は、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。本企画を通じてお子様の真剣な表情や、楽しそうな姿が見れたことは、私たちにとってもとても嬉しく大変有意義な一日となりました。
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