2025年9月21日(日)、ネッツトヨタ静岡の地域貢献プロジェクト「ボクマチガーディアンズ」は、静岡市駿河区久能地区にあるいちご農家「石垣いちご山内屋」さんにて、4回目となるボランティア活動を実施しました。
ここ最近の朝晩は気温が下がり秋の訪れを感じられる日が増えてきました。この日も朝は涼しく過ごしやすい気候でした。
ところが、作業開始の時間が近づくにつれて日差しが一気に強まり、ちょっと動くと汗ばむような暑さの中での作業となりました。熱中症対策として水分補給やこまめな休憩を意識しながら作業に取り組みました。
今回予定していた作業は、石垣へ定植(新しいイチゴの苗の植え付け)でしたが、山内屋さんから「花芽分化がまだ0%で今日はまだできない」というご説明がありました。この花芽分化とは、いちごが生殖活動のために花となる芽(花芽)を形成する現象で、その花芽が顕微鏡で検査してみたところまだ芽が見えないということでした。この状態で定植しても生育が安定せず、収穫時期や量、品質に悪影響を及ぼす可能性があるため、今回の定植は先送りとなりました。
原因は、今年の夏の記録的な猛暑が続いた影響で、この花芽分化の遅れが生じているとのこと。農作物は自然と密接につながっていることを、改めて実感する瞬間でした。
ということで、今回は定植を控えたハウスの準備作業に全力を注ぎました。
まず、まだ手を付けれないでいたハウスに生えた雑草の除去からスタート。
石垣の隙間に入り込んだ雑草を一本一本丁寧に残らず手作業で取り除いていきました。
皆で汗をかきながらも、残っていた雑草ハウスを綺麗にしました。
除草後は、苗を植えるための穴を開ける作業を行いました。金属の専用器具を使いながら穴の深さを揃えて丁寧に掘っていきます。単純な作業ですが器具を押し込むのに力がいて、前回の作業時もそうでしたが、終わった後には手にマメができます。
次の工程では、藁を苗床にまんべんなく敷き詰めていく作業を行いました。
藁には、土壌の水分保持や温度の安定化、雑草抑制など、さまざまなメリットがあります。この一手間が、根を張る苗にとって快適な環境を提供してくれます。
作業の休憩時には、山内屋さん特製のいちごジェラートをいただきながらひと休み。暑さで火照った体に、甘酸っぱくてひんやり冷たい味がしみわたり、疲れもふっと吹き飛ぶご褒美となりました。
今回の「定植」はできませんでしたが、それ以上に「良い定植を迎えるための準備」をしっかりと行うことができた非常に有意義な一日となりました。
ボクマチガーディアンズでは、今後もこうした地域と連携した活動を通じて、“静岡を好きになる・元気にする・守る”というミッションをかたちにしてまいります。
一緒に汗を流してくださったスタッフの皆さまお疲れ様でした。次回は花芽分化が進んだ後、いよいよ定植作業に参加できる日を楽しみにしています!
静岡市久能地区で日本で唯一「石垣いちご」のいちご狩りを楽しむ事ができます。山内屋さんで100年以上の歴史をもつ「石垣いちご」のいちご狩りをお楽しみください。いちご狩りの開園期間は1月~5月の土・日・祝日です。
ホームページからはイチゴのオンライン販売もございます。完熟石垣いちごと砂糖のみを使用した山内屋オリジナルの手作りジャムや石垣いちごと牛乳と生クリームをたっぷりと使用したオリジナルジェラートの購入ができます。
(※いちご狩りやオンライン販売状況は公式HP/SNSをチェックしてみてください!)
・山内屋公式ホームページ https://yamauchiya.com/
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・山内屋公式Facebook ichigoyamauchiya
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