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2025年4月29日(昭和の日)、三島市安久に広がる一面のワイルドフラワー畑を舞台に、「安久お花畑音楽会」が盛大に開催されました。青空の下、柔らかな春風に揺れる色とりどりの花々に囲まれながら、地元の子どもたちや音楽家たちが奏でる音楽が優しく響き渡り、訪れた多くの方々にとって忘れられない春のひとときとなりました。
この音楽会は、地域住民の有志によって組織された「安久花の会」が中心となって運営されており、地域に根ざした手作りのイベントとして毎年開催されています。私たちネッツトヨタ静岡もこの想いに共感し、当日はボクマチガーディアンズの活動の一貫としてお手伝いさせていただきました。
「安久花の会」は、かつて田方平野一帯に広がっていたレンゲや菜の花の美しい景観を復活させたいという想いから、平成13年に発足しました。昭和の時代には、春になると田畑が赤や黄色の花々で彩られ、地域の人々の暮らしや農業と深く結びついていました。
その原風景を再現するため、会のメンバーは毎年、稲刈り後の田んぼを耕し、アフリカキンセンカやひなげし、ネモフィラ、矢車草など多種多様なワイルドフラワーを丁寧に播種・手入れしています。こうした地道な活動を通じて、地域の自然と人のつながりを大切にする取り組みが続けられてきました。
写真は種まき後の雑草取りの様子(2025/3/22)
今年の音楽会では、地元の小・中学生や地域の音楽愛好家によるピアノ演奏、ギター弾き語り、津軽三味線、合唱など、バラエティ豊かなプログラムが披露されました。中でも合唱や独唱は多くの来場者の心を打ち、拍手と笑顔があふれる時間となりました。
ステージの背景には一面に咲く花畑が広がり、訪れた方々は音楽と自然の美しさを五感で楽しむことができました。演奏が終わった後には、会場全体で「ふるさと」「ふじの山」を合唱する時間も設けられ、参加者同士が一体感を感じられる感動的な締めくくりとなりました。
今回、私たちは会場の設営や舞台裏での支援など、運営に関わらせていただきました。地域の方々と協力しながら進めていく中で、地元の方々の温かさと地域の繋がりを感じることができました。
とくに印象に残っているのは、ご来場された皆さんが笑顔で花畑を散策しながら、「また来たいね」「こんなにきれいな場所があるなんて知らなかった」と話していた姿です。地域の力でつくられたこの空間が、人の心を癒し、つなげる力を持っていることを改めて実感しました。
音楽会開催日の4月29日から5月5日までは、花畑が一般に無料で開放され、お好きな花を自由に摘んで持ち帰ることができます。赤や黄、青、紫といった多彩な花々が一面に咲き誇る中で、子どもたちが楽しそうに花を選ぶ姿、家族で写真を撮る様子があちらこちらで見られました。
この「お花摘み」体験は、ただの観賞にとどまらず、自然に触れ合い、季節を感じる貴重な機会として多くの方に親しまれています。場所は日大御園グランドの隣の田んぼにあり、駐車場はグランドの側道に駐車が可能ですので、期間中に訪れてみてください。
このような地域活動を支える一員として、ネッツトヨタ静岡は今後も「僕らの街を好きになる」「元気にする」「守る」ボクマチガーディアンズの活動を通じて、地域に笑顔の輪を広げていきたいと考えています。
安久の花畑で出会った風景、人々、そして想いは、私たちにとって大きな財産となりました。この経験を次の活動へとつなげ、「地域とともに生きる企業」として、静岡の豊かな未来に貢献してまいります。
僕らの街 ”静岡” を皆さんと一緒に優しく守る「ネッツトヨタ静岡の活動」のこと。
・僕らの街を元気にしたい!
・僕らの街を守りたい!
・僕らの街を好きで溢れる街にしたい!
僕らの街 ”静岡” が これからもずっと豊かな自然と魅力いっぱいの街として、次の世代、そのまた次の世代へ続いていくよう、ネッツトヨタ静岡は皆様と共に取り組んでまいります。
>>>> ネッツトヨタ静岡の【ボクマチガーディアンズの取組み】とは?