カリGP、UAE W杯|フェンシング|女子エペ|鈴木穂波|沼津市出身|フェンシングのまち

2024.05.22

今回の遠征の結果報告をさせていただきます。
今回はコロンビアGP、ポーランド合宿、UAE W杯と長期遠征で地球1周して帰ってきました。今回も応援ありがとうございました。

まずコロンビアGPは143名中91位でした。
予選3勝3敗、トーナメント1回戦シード、2回戦15−11敗退という結果でした。コロンビアは会場が暑く、軽い熱中症なような状態での試合でした。

試合前のウォーミングアップの仕方や試合間での休息の取り方など工夫が必要な試合でした。予選はベストな状態でない中で最低限の動きはできたとは思いますが、試合は結果を出さなくてはいけないものなのでベストな状態で挑めなたかった点はもったいなかったと思います。

トーナメントにおいては、12月のカナダで15−7で負けた相手との再戦でした。前回よりは良い内容だったものの、戦術を変えていくタイミングが遅く追いかける状況を変えることができませんでした。ここの試合ではメンタルは安定していて、戦術に問題があったので、ポーランドでしっかりと修正して次に望みたいと思います。

ポーランド合宿は1週間でしたが、時差調整しながら良い調整ができました。

試合の中でしなやかにダイナミックに自分の動きを発揮する方法を見つけることができました。また帯同してくださったトレーナーさんに色々なコンディショニング方法を教えていただき今後に活用できることをたくさん学べました。



UAE W杯は193名中177位でした。
予選1勝5敗、予選敗退という残念な結果でした。良い準備はしたつもりでしたが、当日のメンタルに敗因があると考えています。ポーランドの練習の時につかめた良い感覚をそのまま発揮したく、自分の中でエンジンをかけすぎてしまいました。「平常心で冷静に余裕を持って戦う」というのを大切に今シーズン戦ってきましたが、次のステップに行きたいと思いいつもと違うことをしてしまいました。またこの結果を通じていつも通りの大切さを改めて感じました。自分のできることに集中し100%発揮できるように準備していきたいです。

今大会は団体戦もあり起用されました。結果は21チーム中15位でした。
なかなかチームで勝利することができず、チーム力の必要性を感じます。このチーム力はコーチはもちろんですが、個々の力を上げることはもちろん、選手同士の信頼関係も大切になってくるところだと思います。私が現在チームの最年長ですが、みんなとチームを作っていく上で声掛けをしていく必要があるのかなと考えているところです。自分のやるべきことをやっていきながら、チームに何ができるのか考えて今後行動していきたいと改めて感じました。

これで今シーズンのW杯GPは全て終了しました。今シーズン初めて全ての団体戦に起用され、予選も勝ち越しが多くあり、自分自身ステップアップになったシーズンだったと感じています。ナショナルチームに入ってから8年目になりますが、やっと世界での戦い方、フェンシングという競技がわかってきたように感じます。

またオリンピックシーズンを通して、普段練習している吉村選手のオリンピック出場が決まり、オリンピックをより近くに感じることができました。オリンピックシーズンにどのような結果が必要であるか、どのようにメンタルを保っていくかとても勉強になりました。

常に自分のできることを磨いていくこと、チャンスをいつでも掴めるように準備することは今の私にできることなので、今後も変わらず努力を続けていきたいと思います。みなさんに嬉しい報告ができるようにまた日々精進していきます。いつも応援ありがとうございます。

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